2020.12.15 品川支部12月例会「激変消滅の家電業界、勤務する会社が事業譲渡され新旧2人の経営者から私が得たもの」

2020.12.15(木)
「激変消滅の家電業界、勤務する会社が事業譲渡され新旧2人の経営者から私が得たもの」
       報告者: 河村 智 氏  マツヤデンキ(㈱山﨑商会)静岡営業部 部長
1975年生まれ、大学卒業時に大手家電小売店の内定を得ていたが地元静岡で働きたいと決意し、叔父と実父が経営する河村電気㈱に入社。最盛期は、年商60億円を売り上げるも、大店法の影響で近隣に大手資本の家電量販店が次々進出し、河村電気は地域大手から地域弱小店へ転落します。
ベテラン社員の大量退職、メーカーへの支払いが滞り商品入荷は停止され、さらに社長が癌との闘病の末に逝去と絶体絶命の危機を迎えたが、マツヤデンキFCグループ加盟を縁に、東京中小企業家同友会品川支部長である㈱山﨑商会 山﨑敦久社長が同社の事業譲渡を受けての再建に名乗りを上げました。
エコポイント制度が終了した2011年以降は国内の家電市場は急速に縮小。大手企業は合併による規模のメリットを追求し激しい生き残り競争を継続。このような中にあって、山﨑商会は「地域になくてはならない家電販売店として家電7兆円+リフォーム7兆円市場を狙う」との方針を掲げ、地域密着、親切丁寧、アフターサービスで大手の価格破壊、大規模店舗、大量展示に挑みます。
情熱を持って入社した会社が事業譲渡され、現在は、マツヤデンキ ㈱山﨑商会 静岡営業部長として,
静岡県内店舗を指揮する経営幹部として奮闘しています。
事業継続の危機に立ち向かい、そしてスタイルの異なる新旧二人の経営者の下で得たもの… 危機突破のカギは経営理念の浸透、経営者と社員の思いをつなぐ経営幹部にあると思っています。
山﨑社長がいる品川支部では話しにくいのではと思いましたが、コミュニケーションを大切にするマツヤデンキさんだからこその温かさが感じられる例会でした。
品川支部のみなさん、コロナに負けずに頑張りましょう!!
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